• 口腔内環境を整えるには

    口腔は、消化器官の一部であり、入り口です。健康維持に重要な食物はすべて口から摂取して、胃や腸で消化・吸収されます。そのため、口腔内が悪玉菌の多い環境だと、体内に悪玉菌が入り込むリスクが高く、腸内環境にも少なからず悪影響を及ぼします。腸をはじめ、体の各器官を健やかに保つためには、まず口腔内から悪玉菌を減らすことが重要です。

    歯磨き

    口腔内の悪玉菌を除去する方法としては、歯磨きが基本です。歯の表面や歯茎との境目などに形成された、悪玉菌を多く含むネバネバのプラークは、まずは歯ブラシなどで物理的に剥がすしかありません。実際、よく歯を磨けている人の口腔内細菌が1000億~2000億個であるのに対し、歯をあまり磨かない・磨けていない人は4000億~6000億個と2~3倍多く、ほとんど磨かない人は5倍にもなるとされています。
    毎日の適切な歯磨き習慣で、プラークの元となる食べカスなどを口腔内に溜め込まないようにすることは、口腔内環境を乱さないための絶対条件です。
    さらに、食べる物や飲む物の内容にも気を配る必要があります。糖質の摂りすぎは、口腔内環境を悪化させる一因です。特に、精製された白い砂糖は悪玉菌の格好のエサであり、口腔内で虫歯菌や歯周病菌の増殖を促すだけでなく、腸内環境も乱してしまいます。そのほか、白米や精製されたパンに多く含まれるでんぷんも、唾液で分解された麦芽糖が悪玉菌のエサになるため、摂りすぎに注意しましょう。

    逆に、口腔内環境を整えるために積極的に摂ると良いのは、人体の健康に有益な作用のある生きた微生物やそれらを含む食品「プロバイオティクス」です。腸内環境を整える細菌としての研究報告が多く発表されていますが、口腔内環境についても同様です。プロバイオティクスの仲間は、乳酸菌、ビフィズス菌、納豆菌、麹菌などですが、日本人の体には、みそ、納豆、ぬか漬けなどの日本ならではの発酵食品が合うとされています。

    発酵食品

    また、母乳・口腔由来のロイテリ菌も、近年、タブレットやヨーグルトなどが商品化されるなど、注目されている乳酸菌の一つです。口腔内や腸内の悪玉菌を感知して、天然の抗菌物質を産生し、増殖を抑える働きをもちます。

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