• 虫歯の放置が命にかかわる??

    1970年代に比べ、虫歯になる人は減ってきている

    虫歯

    当院院長の母校である長崎大学では、4月に新入生を対象に歯科検診を行っています。新入生の中には一度も虫歯になったことのない人も一定数いるようで、虫歯の洪水と呼ばれた1970年前後と比較すると、日本でも予防歯科という概念が根付きつつあることを実感します。

    現在は高濃度フッ素が含まれている歯磨き粉や、キシリトールガムなどがどこでも気軽に購入できるので、虫歯予防の効果がある商品を使うのが当たり前になってきており、虫歯の発症数は減少傾向にあります。

    虫歯になる人は減ってきてはいますが、今も虫歯で苦しい思いをする方は相当数いるので、歯科医院では虫歯治療や歯の神経を取る処置(抜髄)が日々行われています。

    虫歯の痛みを感じなくなる=治った、ではない。放置すると…

    虫歯

    初期の虫歯であれば削ってプラスチックで詰めて終了ですが、歯の神経まで虫歯が進むと何もしていなくても歯が痛くなります。こうなると神経を取る処置が必要になりますが、歯医者に行くのが嫌で痛み止めを飲みながら我慢してしまう人がたまにいらっしゃいます。

    我慢しているうちに痛みが落ち着いてくるため、虫歯が治ったと勘違いされがちですが、実は虫歯が治ったのではなく神経が死んでしまった状態になります。

    このまま放置すると歯の神経内で増殖した虫歯菌が歯の根っこの先から顎の骨に波及していき、顎の骨を溶かしながらさらに感染を広げていきます。虫歯が原因でほっぺまで腫れるような状態は、歯茎・粘膜・顎の骨まで炎症がすすんだ状態ですので、早急に治療が必要となります。

    命にかかわる病気につながることも

    虫歯

    たかが虫歯ですが、放置し続けると菌血症や敗血症、感染性心内膜炎、心筋梗塞、脳梗塞といった命にかかわる病気につながることがあります。

    ということで、虫歯自体が直接生命を脅かすわけではありませんが、重度の虫歯の放置により全身疾患の病気を誘発いてしまうリスクもあるというわけです。

    初期虫歯は歯を削る量も少なくてすみますし、フッ素塗布でよくなる場合もございます。定期的な歯科検診で早期発見・早期治療をすれば命にかかわるリスクも軽減しますし、治療費もトータルでお財布にも優しいです。当院でも定期的な検診と予防を行っております。まずはお気軽にご相談ください。

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